外科

診療内容特色

長寿高齢化に伴い当院外科でも高齢癌手術症例数が増加しています。 癌の罹患率は年々上昇しており、2人に1人は発癌し、3人に1人は癌が死亡の原因となっています。
若年者と比較して高齢者の手術はリスクが高いため高度医療施設での加療が必然的でしたが、 当院のような地域の基幹病院でもその必要性は高まってきています。
当科では手術適応を年齢ではなく身体状況や生活活動能力で判断し、 根治的手術を可能な限り施行しています。 全身麻酔は岡大麻酔科医が担当し、術後の疼痛対策として硬膜外麻酔チューブを留置します。 特に高齢者では術後の生活能力向上が最重要課題であり、 そのためには手術時間の短縮や術後合併症の阻止、術後早期離床の促進、 理学療法士による術後リハビリの施行、更に退院後の訪問医療サービスも実践しています。 根治不能な症例では早期に緩和ケアを導入し、 術後の生活レベルの改善に焦点をおいた低侵襲・姑息的手術、 バイパス手術などを選択することもあります。
また原発性肝癌に対する低侵襲局所治療として選択的肝動脈化学塞栓療法(TACE)後にCT/エコー下の経皮的ラジオ波焼灼療法を行っています。(一部肺癌にも施用) その他、腹腔鏡下胆嚢摘出術、腹腔鏡下鼠径ヘルニア根治術、痔核切除、下肢静脈瘤ストリッピング、 虫垂切除術、透析用血管シャント造設術などの非悪性疾患も数多く扱っています。
がん治療には手術だけでなく抗癌剤治療が必要です。 当科では抗癌剤による治療(化学療法、分子標的治療)も積極的に施行しています。 進行癌根治術後の補助化学療法として、あるいは手術不能進行・再発癌に対する適合治療として、 日本がん治療認定医による標準的治療法を施行しています。 特殊な例を除き、ほぼ全例外来化学療法に移行し点滴あるいは内服による定期的な通院治療を継続します。外来化学療法室も新設しています。 抗癌剤投与適応症例は胃癌、大腸癌、乳癌、肝癌、胆管癌、肺癌、甲状腺癌などです。

消化器外科
がん・大腸がん(腹腔鏡下あるいは開腹下根治術)、肝がん(開腹下肝切除、動脈塞栓、ラジオ波焼灼)、腹腔鏡下胆嚢摘出術、腹腔鏡下鼠径ヘルニア根治術
その他、慢性肝炎や肝腫瘍に対する肝生検、胃瘻造設交換、胆道ステント、急性虫垂炎(腹腔鏡下又は小開腹下)など
内分泌外科
乳がん乳房温存術、良性/悪性甲状腺疾患に甲状腺切除術
乳腺、甲状腺腫瘍生検
呼吸器外科
気胸、肺癌の内視鏡手術(胸腔鏡下肺切除)
血管外科 
血管造影、末梢血管(シャント造設、静脈瘤ストリッピング)、
中心静脈ポート留置など

専門医紹介

池田 敏夫

  • 日本外科学会専門医・指導医
  • 日本がん治療認定医
  • 消化器がん外科治療認定医
  • マンモグラフィー読影認定医
  • 腹部救急暫定教育医・認定医

源  寛二

  • 日本外科学会認定医・専門医・指導医
  • 日本消化器外科専門医
  • 日本がん治療認定医
  • 消化器がん外科治療認定医
  • マンモグラフィー読影認定医
  • 日本医師会認定産業医
  • 慢性期医療総合診療医

木下 尚弘

  • 日本外科学会専門医